2026/03/02 21:13

みなさま、こんにちは。

ミルグランの片吉慶太郎です。


先日ご紹介した「シャルドネ」、そして驚きの「ピノ・ノワール」。

実は、あの南フランスのワイナリーでの試飲には、もう一つ続きがありました。

本日は、同じ名門ムレ夫妻が手掛ける「ローランス・ド・ヴェイラック」シリーズの第3の顔であり、私が後になってから「思いがけない魅力」に二度びっくりさせられた赤ワインのお話をさせてください。


それが「ローランス・ド・ヴェイラック メルロー・カベルネ」です。



1. 「これいいかも??」から「あれあれ?これもいいなぁ」



納得のいくシャルドネに出会い、すっかり満足して「これでOK!」と思っていた私に、造り手のムレ夫妻が「せっかくだから赤も飲んでみて」と勧めてくれたあの日。


最初に出されたピノ・ノワールの予想外のエレガントさに「あれれ?」と驚かされた後、次に出されたのが、このワインでした。


南フランスの太陽をたっぷり浴びた「メルロー」と「カベルネ・ソーヴィニヨン」を半分ずつ(50%ずつ)ブレンドした赤ワイン。


正直なところ、普通なら「果実味が強くて、ずっしり重たいのかな?」と身構えてしまう組み合わせです。


しかし、オーナーのムレ氏は「ブドウの品種が持つ香りや味わいを、とにかく素直に表現する」ことに重きを置く造り手。ボトルを開けた瞬間、瓶の先から完熟したベリーの香りがプンプンと気前よく放たれてきました。


その素直な香りに「おっ、これいいかも??」と好印象を抱きつつ、一口飲んでみると……。

「あれあれ? これもいいなぁ。」


アタックはジューシーでありながら、渋み(タンニン)はシルクのように滑らか。

ずっしりとした重苦しさはなく、驚くほどエレガントなバランスに仕上がっていたのです。



2. プロの評価で気づかされた「思いがけない魅力」



私自身、このワインの素直でエレガントな味わいに惹かれて輸入を決めたのですが、実はある大きな魅力には気づいていませんでした。


それは後になって、雑誌『ワイン王国』のブラインドテイスティング企画で判明したことです。


なんと、「2000円台の冷やして美味しい赤ワイン」というテーマにおいて、118本の中から見事「5つ星(★★★★★)」の最高評価を獲得したのです。



3. 半信半疑で冷やして飲んでみて、二度びっくり



普通の赤ワインは、冷やすと渋みが際立って味がギスギスしてしまうことが多いですよね。


だからこそ、私自身も「本当に冷やして美味しいのかな?」と少し半信半疑でした。


しかし、実際に少し冷やした状態(12〜14℃くらい)で飲んでみて驚きました。 


熟したイチゴやラズベリーのような果実味の奥から、ほんのりとメンソールや腐葉土のような複雑な香りが顔を出し、冷やしても味わいが痩せずに美しく引き締まったのです。



プロのテイスターの方々が「重さがありながらもエレガントでバランスが良い。



冷やすことで重さが軽減され、暑い日にも楽しめる赤ワイン」と絶賛した理由が、自分で飲んでみてようやく腑に落ちました。



4. いつものご飯に、サッと開けられる気軽さ



13世紀から続く歴史あるワイナリーの誠実な造りであり、自然環境に配慮した「HVE3」認証も取得しています。


さらにスクリューキャップを採用しているのも嬉しいポイントです。


開ける手間がいらず、ご家庭の豚の生姜焼きやハンバーグ、トマトのカッペリーニといった日常の食卓にとてもよく馴染みます。


休日のバーベキューのお供にもぴったりですよ。



5. 結びにかえて



飲む30分〜1時間ほど前に少し冷蔵庫に入れておき、「軽く冷やした状態」から飲み始める。


そして、グラスの中で温度が上がるにつれて香りがふわりと開いていく変化をゆっくり楽しむ。


そんな自由な飲み方ができるのが、このワインの懐の深さです。


2,000円台という身近な価格で楽しめる、南フランスの太陽と誠実な造り手が産んだ日常に寄り添う赤ワイン。


シャルドネ、ピノ・ノワールとともに、ぜひ一度、いつもの食卓でお試しいただければ嬉しいです。


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