2026/04/15 18:53

皆さま、こんにちは。


ミルグランの片吉です。


これまでお届けしてきた、フランス現地での「ローラン・シャルリエ」試飲エピソードはお楽しみいただけたでしょうか?


本日は少し趣向を変えて、私たちが彼らと取引を続けてきた中で出会った、とびきり特別で「希少」なキュヴェのお話をさせてください。


それが、優良なブドウが収穫できた年にしか造られない「ル・ミレジム 2018」です。



■ 8年前の記憶。「2013年ミレジム」の衝撃


ローラン・シャルリエと取引を始めてしばらく経った頃、彼らから「2013年のミレジム(単一ヴィンテージ)ができたから、ぜひ一度使ってみてほしい」という案内がありました。


彼らのシャンパーニュといえば、これまでお伝えしてきた通り「刺すような刺激のない、上品で優しい味わい」が特徴です。私もその上品さを想像しながら輸入し、日本で抜栓してみました。


すると……良い意味で、いつものニュアンスと全く違ったのです!


ベースにある上品さはそのままに、圧倒的な「飲みごたえ」と「深み」が増していました。


彼らの得意とする黒葡萄「ムニエ」は優しさが表れやすい品種ですが、ピノ・ノワールやシャルドネも均等にブレンドされていること、そして何より「出来が良かった年のブドウ」ならではの、果実味や酸味のインパクトが非常にしっかりとしていたのです。


深みと複雑味が見事に「増し増し」になったその味わいは、私の中に強烈な印象として刻み込まれました。



■ 2025年秋、待望の「2018年」が入荷


あの時の衝撃から約8年の歳月が流れた、2025年の秋。


ついに、彼らから新しいヴィンテージ「2018年」のシャンパーニュが届きました。


並外れたポテンシャルを持つブドウが収穫された2018年。 そのブドウの力を信じ、人為的な操作を極力排除して、なんと7年もの長い間、瓶内で静かに熟成されたメゾンの最高傑作です。


グラスに注ぐと、透明感のある深い黄金色の中に、繊細な泡が美しく立ち昇ります。 香りは、焼きたてのクロワッサンや芳醇なバター、さらには高級ブランデーを思わせるような複雑な熟成香へと変化していきます。


一口飲んで、「ああ、やはり間違いない」と確信しました。 


8年前の記憶にあった「あの期待通りの味わい」がそこにあったからです。


7年の熟成を経たからこそのしなやかで力強い酸のテンションがあり、圧倒的な奥行きとリニア(直線的)で長い余韻が続きます。



■ 日本への入荷は、わずか「36本」 


実はこの「ミレジム2018」、日本へ入荷できたのはわずか【36本】のみという、極めて希少なシャンパーニュです。


いつもの上品で優しいローラン・シャルリエも素晴らしいですが、長い歳月が磨き上げた「圧倒的な深みと複雑味」は、このミレジムでしか味わえない特別な体験です。


大切な方との記念日や、時を慈しむような特別な夜に。 


日本にわずか36本しかない「黄金の結晶」を、ぜひ皆さまの特別な時間にお役立てください。