2026/05/11 17:48

皆さま、こんにちは。ミルグランの片吉です。


前回ご紹介した、新当主の挑戦から生まれた鮮やかな青ラベルのシャンパーニュ。

実はこの青ラベルには、ワイン愛好家や美食家の方々にこそぜひ知っていただきたい、もう一つの「究極の形」が存在します。


それが今回ご紹介する「ル・ティボー・ド・シャンパーニュ "エクストラ・ブリュット"」です



■ ごまかしの効かない「4g/L」の挑戦 


前回のキュヴェは、伝統的なドサージュ(仕上げの甘み調整)によってふっくらとした立体感を出していましたが、このエクストラ・ブリュットは、ドサージュをわずか「4g/L」という極限まで抑えています



甘みに頼らず、ブドウ本来の天然の酸とミネラルをそのまま表現するこの手法は、一切の「ごまかし」が効きません

素材が本当に良くなければ、ただ酸っぱくて痩せたワインになってしまうからです。



しかしティボー氏は、自社畑の「古木(ヴィエイユ・ヴィーニュ)」が持つ底知れぬポテンシャルを信じ抜きました



■ 鮮烈な酸と、古木由来の密度の高い旨味 


グラスに注ぐと、照りのある美しい黄金色の中に真珠のような泡が立ち昇り 、熟したアプリコットや蜂蜜、焼きたてのブリオッシュの芳醇な香りが重なります


口に含んだ瞬間、エネルギーに満ちた鮮烈な酸がスッと一直線(リニア)に走り抜けます

非常にドライな口当たりでありながらも、その奥から古木由来の密度の高いエキス分と硬質なミネラルが口内を優しく満たしていくのです


甘みを削ぎ落としたからこそ、地中深くから吸い上げた古木のエキスがダイレクトに伝わってくる。

まさにテロワール(畑の個性)の輪郭をくっきりと描き出した意欲作です



■ 和食の繊細さを引き立てる「究極の食中酒」 


この「鋭いキレ」と「豊かな旨味」が共存するドライな味わいは 、素材の味を活かした和食や繊細な魚介料理と完璧な調和(マリアージュ)を魅せてくれます


お寿司、天ぷら、白身魚のカルパッチョなど 、素材の鮮度と繊細な旨味を味わうお料理に合わせると、料理の邪魔をするどころか、お互いを高め合う究極のガストロノミー体験をもたらしてくれます


次世代の感性を象徴する、鮮やかなブルーのラベル 。 


ワインの「本質」を知る美食家の方や、本格派の辛口シャンパーニュをお探しの方へ 。古木の生命力をありのままに封じ込めた、極限のピュアネスをぜひご堪能ください